OSIRI no blog

「痔ろう」というちょっと厄介な病気になってしまったアラサー女子の記録

痔ろう体験記 Vol.4

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こんにちは、杏です。

ちょっとバタバタしていまして、前回Vol.3からけっこう時が経ってしまいました。

ごめんなさいm(__)m

また、読んでいただけると嬉しいです。早速、書いていきますね^^

 

手術を決意~手術入院の日程を決め、メンタルケア窓口で救われたお話

紹介先病院へ

もう夏も終わる頃だったかな。前回の女医さんが書いてくださった紹介状を手に大腸・肛門科で有名な病院へ、意を決して向かいました。

初診外来で受付をして、大腸・肛門科の窓口へいきました。

そして、まず思ったことは、女性の方が4割ほどいらっしゃるなぁということ。若い方からご年配の方まで。男性の方も割と若い方も多いんだなぁという印象でした。思えば私は、この病院で既に大腸・肛門科の病院3件目。そろそろ慣れてきた頃かもしれません(笑)

私の受付番号が呼ばれ、多少ドキドキしながら診察室へ・・・。

正直診察室でのエピソードをあまり覚えていないのですが、先生との会話で覚えていることを書いていきたいと思います。

先生に言われたことは「緊急性はないが、いずれにしても手術しないと治らない」「少し深いところに瘻管ができているので、筋肉の損傷を最小限に抑えられるように括約筋温存術(くりぬき法)という手術がいいと思う。もしかしたら手術中実際の状態を診て、くりぬき法で取り除けなければシートンという術式に変更になるかもしれないが・・・。」「一週間程度の入院が必要」など。

そして、一番不安だった「どれくらいで通常通りの社会復帰ができるか(というか、内心は誰にもバレずに乗り越えたい一心だったため普通に歩いたりドーナツクッションなどを使わずにどこでも普通に座ったりと傍目にバレない生活に戻れるか)」を尋ねたところ、「術後2週間ほどは仕事をお休みされる方が多い。術後は結局は外傷と同じだから、自然に皮膚が元通りに戻るのを待つしかないので個人差があるが、術後が痛くて大変だという人もいるし、何とも言えない。」とのことでした。

当時の私は融通の利く仕事環境だったので、2週間から1ヶ月程の療養は可能でした。その点は不幸中の幸いでしたが、なかなか休めない状況下にいらっしゃる方は、悩ましい実情だなと感じました。また、このケースの完治までの一般的な期間は2~3ヶ月程度とのことで、それもとてもショックだったことを覚えています。

あと、先生からのワンポイントアドバイス(笑)で「場所的にドーナツクッションだと穴が開いていることによって座るときに外側に引っ張られるので逆に痛いから、穴が開いてないクッションのがいいかもしれない」との事でした。イメージでドーナツクッションが最良!と思っていましたが、それぞれなんですね(笑)

こうして、診察室にて手術の方法や入院期間、完治までの一般的な目安等を理解した上で、手術日を決めることに。

私は、この決意がブレないうちにと思い「最短で可能な日をお願いします」と意志を伝えました。

すると、通常は1ヶ月以上先の予約になるがたまたま一週間後可能な日があるがどうしますか?との事で、私は迷わず「その日でお願いします!」と手術日を決定しました。

どうせやらなきゃいけないなら早くやってしまった方が解放される日も早いし、もう進むしかないと腹をくくっていました。少し自分が誇らしくも感じていました(笑)

こうして、初診の日に手術日まで決定という運びとなりました。

その後、看護師さんから術前に必要な検査の説明などを受けいくつかの同意書にサインをしたり採血をしたりして、この日の診察は終了しました。

最後にお会計のあとに行ってくださいと、窓口を案内されました。この病院は初めて入院する患者さんに何か不安がないか、手術内容を理解しているかなど改めて確認をする窓口を設けているようで、お会計のあとその窓口へと向かいました。

 

手術入院の理解度確認とメンタルケア相談

 案内された窓口で待機していると名前を呼ばれたので部屋に入りました。そこには看護師さんが一名。「これから、杏さんがどんな手術をするか、術前の注意点や術後の注意点。どんなスケジュールで入院生活を送っていただくか等、必要なものなども含めてご説明します。また、何か不安に思っていること不安に感じていることはないか、先生に聞きそびれちゃったことなど、何でもお話してください。ちゃんと不安を解消していただいた上で入院をしていただきたいという思いでやっております。」というような内容で冒頭にお話がありました。

私は今まで何度か(別の病気ではあるが)入院経験があるが、こんなに親切な対応は初めてで、少しホッとした覚えがあります。

そして、先生や看護師からの説明で何か分からなかったことありますか?から始まりいろいろと順番にヒアリングをしていただきました。

そんななか、私が不安で不安で質問したのは「女性で私くらいの年齢の人もいますか?」「私は、今の状況を親にも彼氏にも友人にも誰にも言えてません。みなさん周りの方に言ってるんですかね?」「出来れば誰にも知られずに乗り越えて終りにしたいと思ってるけど、、、一人で乗り越えられる手術内容ですか?術後が大変ってネットで出てきたけど、一人で乗り越えられるレベルなんですか?」など、、、けっこう質問攻めしてしまった気がします。ざっくり、看護師さんの回答としては、「やっぱり男性が比較的多い傾向があるけど、ここはこの病気に力をいれているし経験もあるから全国から患者さんがいらしている。あんまり大きい声で言えないけど、有名人やスポーツ選手だってくるし、モデルさんとかも。公表していないだけで、いますよ。だから、悲観しないで大丈夫」「周りに言うか言わないかは人それぞれかな。関係性にもよるし。やっぱり知られたくないって一人で頑張る人もいるし、普通に彼氏さんや旦那さんやご家族がお見舞いに来ることだってありますよ(^^)」と。そして「でもやっぱり、手術だし一週間入院するわけだから、信頼できる大切な人にはお伝えした方がいいのかなとは個人的には思うけどね。場所が場所だから恥ずかしいとかいろんな感情があると思うけど、この病気になった経緯(原因)は何にも恥ずかしい理由ないわけだし、後ろめたい思いなんてする必要ないと私は思うよ!」と。私は、実はこの辺りから泣けてきてしまって(´;ω;`)ウゥゥ(生理前で多少不安定な時期だったこともあると思うけど(笑))そして、「杏さんは彼氏さんとの関係が一番不安なのかなって感じるけど、むしろこの病気を伝えて離れていく男性だとしたら、それはそこまでの人でしかないと思うよ!言える相手かそうじゃないか、、、今躊躇ってるってことは、何かまだ信頼関係に不安があるのかな?辛いかもしれないけど、いろんな意味で大事な時なのかもね。」って、、、。なんだか途中から人生相談みたいな会話になってしまいましたが(笑)、多分1時間弱くらいの結構な時間を私に費やしていただいて、、、感謝と申し訳ない思いでいっぱいでした。

不運というか、ついてない時ってついてない事が重なるんですよね。。。

まぁ、私の恋愛事情には興味ないとは思いますが多少お付き合いいただければ幸いです(笑)

 

この日の病院の帰り道、私は、まだ心が揺れていました。

「一人で乗り切るか」「誰かに相談するか、、、それは誰か、、、」

 

と、今回はここまで。続きは次回(^^)

 なるべく早く次も更新できるように頑張るので少々お待ちくださいませm(__)m

 

 

 

それでは、また

ciao♥