はじめに~痔ろう体験を綴る想い~
はじめまして。
現在「痔瘻(痔ろう)」治療中のアラサー独身女子、杏といいます。都心で暮らしています。
ファッションも美容もオーガニックもカフェも美術館も音楽も飲みに行くことも友達とランチもスタバもスポーツすることも笑うことも好きな普通の女子です。(普通かどうかは主観ですが(笑))
そんな私ですが、先ほどお伝えしたとおり「痔ろう(痔瘻)」という病気を患っています。歴としては、お尻の違和感(後に病院で肛門周囲膿瘍と診断される)に気づいてから現在までは1年と数ヶ月くらいかなと思います。手術は2度経験。1度目の手術は「括約筋温存術(くりぬき法)」2度目は「シートン法(ゴム輪法)」で、現在はシートン法の術後通院中です。後々詳しく書きますね。
そしてこの「痔ろう(痔瘻)」という病名、一般的には初めて聞く方も多いかもしれませんが、このblogを読んでくださっているという事は、ご自身やご自身に近い方などが「痔ろう」と何かしら関わっている、もしくは関わってしまっている状況なのかなと思います。
有名どころではダウンタウンの浜ちゃん(2020年最新の情報だと松ちゃんも?)や浜ちゃんの息子さんのハマオカモトさんも痔ろうに悩まされたようで公に時折話題にだしているので、痔ろうと関係ない方も聞いたことある人はいるかもしれませんね。
そして私、とっっっっっても迷いましたが、この「痔ろう」(正確には前段階の「肛門周囲膿瘍」)に罹患してから現在(治療中)そしてこれから完治に向けてこの病気とどんな付き合い(戦い)になるのか、記録として残すことに決めました。
blogへ込めた私の想い
理由としては、
- 「痔ろう」はデリケートな場所の病気であり、ましてや「痔のなかでも一番やっかいな病気(手術しないと治らない)」と言われています。この体験を記すことで同じ病気で苦しんでいる人の支えになれたら・・・
- また、自分は健康だけど、職場や友人、家族など身近に罹患している方がいる人に、どんな病気か理解してもらえたら有難い
- 「痔?肛門科?そんなの恥ずかしい」という偏見、概念を変えたい。女性でも男性でも恥ずかしがらずに気になったら気軽に受診して全然ぜーんぜん大丈夫だよ!と伝えたい。
- そして情報を共有することで一緒に励ましあいたい。私も元気をもらいたい。
- 「お尻の手術をした私」が実際どう思われているのか。家族や友人(男女共)仕事関係者などに打ち明けたリアルな体験談を伝えることで少しでも「痔」に対するネガティブイメージが解消でき、メンタル面が少しでも楽になってくれたら。
簡単にまとめると(まとまってないけど(笑))、そんな想いでこのblogをはじめることにしました。
不安でたまらなかった
何よりも、はじめて痔ろうの可能性があると分かった当時の私の心境は、不安で不安でたまらなかったことを覚えています。
第一に、病気事態が未知だし何だかやばそうだし場所が場所なだけに大変そうだし怖いし、生活や仕事に支障ないかとか、とにかくいろーーーんな【これからのこと全て】が不安でしょうがない。
第二に、誰かに相談してメンタルだけでも安心したいし支えが欲しいけど、恥ずかしくて誰にも言えない。けど、一人で乗り越えられる自信もない。けどやっぱり言えない。
と、こんな感情でした(泣)
なので、個人差はあるにしても、同じく悩んでいる人がいるはずと思い、痔ろうの知識はもちろん、体験談として記すことで、誰かの支えになれたら・・・。
そんな想いがあります。
そして、この「痔ろう」は圧倒的に男性の方が多いそうです。
私はこの病気と診断された時に、絶望感と不安と「わたし、もうお嫁にいけない(泣)」とか意味不明な自暴自棄というか(笑)いろーーーーーーーんなネガティブな感情で押しつぶされそうになりました(泣)(※当時は病気に対して無知であり、「痔」というイメージからそのような感情になってしまいました。現在は当時「恥ずかしい、かっこ悪い病気」と思ってしまっていた自分の未熟さを恥ずかしく思っています。)
仲間を探して気を紛らわせたい衝動に駆られ、「痔ろう 芸能人」とか「痔ろう 芸能人 女性」「痔ろう モデル 女優」とかネット検索しまくっても、出てくるのはお笑い芸人さんとか作家さんとか、男性ばかりで、女性有名人が出てこない。「やっぱり女性の仲間はいないんだ、、、」と、どことなく、なんとなく、、、激しく落ち込みました。(公表していないだけで実際にはいるのかなぁと勝手に推測してますが。)
当時はメンタルに余裕がなくて現実逃避してたけど、一回目の手術を受けてから数ヶ月経ち不運にも再発してしまい二度目の手術を受けた今は、こうしてblogに記そうとさえしています。人って不思議ですね(笑)どこかのポイントで腹をくくったというか、「潔く受け入れたら人は強くなる」のかもしれないですね。人生の教訓になりました(笑)
一緒にがんばりましょう
女性の割合が少ないとしても、公表している女性有名人がいないにしても、この世の中にこの病気に罹患している女性は絶対いるわけで、私と同じように「仲間探し」をした人が、このブログを見つけて、読んでくれて、一緒に支えあって病気と向き合う励みになれたら嬉しいなと思っています。
つたない文章ですが、
誰かの「仲間」として寄り添えますように。
そして、そんな私も、まだまだ完治していないわけで、正直とても不安な毎日です。
私自身がこのblogと向き合うことでこの病気と冷静に向き合えるかもしれない、自分自身の拠り所にもなればなぁと思っています。
女性に向けたメッセージが多くなってしまうかもしれませんが、多種多様な人間、性別関係なく、このblogが「必要としている誰かのプラス」になれますように。
ゆっくりとマイペースにいきますので、これから、何卒よろしくお願いいたします。
それでは、また
ciao♥